なんにもかんがえてないの。

テーマはまだない。

顎変形症治療 [抜釘手術入院編]

顎変形症治療の記事を読んでくださっている方が多いようで、
ブログのアクセスが伸びています。
私も抜釘手術についての記事を探していたのですが、読むのに承認が必要なものが多くて
なかなか知りたい情報にたどり着けないまま、抜釘手術の日をむかえました。
病院や症状によって異なりますが、参考になればと思って書きます。
ちなみに私が手術を受けたのは関西の埋め立て地に建っている病院です。

 

抜釘手術前日に入院

特に何をするでもなく、麻酔医の説明と入院手続きをして、夕飯を食べてシャワーを浴びて寝るだけの日でした。

 

抜釘手術当日

私の場合は下あごの左右とオトガイのプレート除去、
歯医者さんから言われていた不要な親知らずをついでに抜いてもらう、
という手術内容です。f:id:neergius:20180527174654j:image

流れは前回の骨切り手術と同じですが、
麻酔酔いがひどかったことを猛烈アピールして、酔いづらい薬を使用してもらうことになりました。
結果、酔いはありませんでした。前回は本当につらかったのでよかったです。
前回も車酔いしやすい体質であることは伝えていたので、なんとかしてほしかったです。

 

手術終了 麻酔から目覚める

手術は2時間半。
麻酔から目覚めたとき、少しの間、目が開けられず、
「これはちゃんと手術が終わったから麻酔が切れているのか?」と不安になりました。
直後、「手をグーパーしてみてください」と言われ、ほっと安心。

ちなみに、この麻酔明けの確認行動、7割の人が後になって覚えていないらしいです。

目覚めから1時間ほどはひどい倦怠感がありました。
永遠に続くように感じられますが、ちゃんと終わりはきます。

あと、やたら体が震えました。
看護士さんが「電気毛布持ってきます」としつこく言うのですが、
寒いわけではなく、むしろ不快なほど暑いので必死で断りました。

 

安静タイム おしっこ問題

目覚めてから3時間は安静タイムで、ベッドから立ち上がってはいけません。
しかしお手洗いに行きたくなってしまいました!
今回の手術は2時間半で、短い手術に分類されるらしく、尿道カテーテルは無しです。
当日は絶食で、水すら何時間も飲んでいませんでしたが、点滴で水分補給されるのでおしっこはしたくなります。
で、看護士さんに頼むと、軟質素材のトレイをお尻の下に敷いて、ティッシュを股に数枚挟んで尿が飛び散らないようにしてから、布団をかぶせてくれます。
この状態で、する、のか...。
「済んだらナースコールしてくださいね」と言われますが、なかなか出せません。
こんな姿勢で意識のある状態でおしっこしたことがないので難しく、出せるまですごく時間がかかりました。
いやなイベントでした。

f:id:neergius:20180527174715j:image

当日の夜 睡眠

ぜんぜん眠れません。
点滴で水分補給と抗生剤を投与されながらの一晩、長かったです。
何度も起きて、トイレに行ったり、ネットを見たり、横になってすぐ起きたりを繰り返していました。

 

翌日

6:00起床。食事は三分粥、麸の味噌汁、洋風卵とじをミキサーでかけたもの、桃缶をミキサーにかけたもの、がでました。
普段から服用している錠剤も飲めました。

大きく口を開けると少し痛みますが、普通に過ごしている分にはそんなに気になりません。じんわり痛む程度です。
会話もできます。
がっつり切開しているのに不思議ですね。

昼前には点滴も、傷口から血液を排出するためのドレンも抜き、身軽になりました。
シャワーも浴びてOKです。

顔はよく腫れています。
1〜2週間は腫れが続くと言われました。
(結果は引いた頃にまた書きます。)

まあまあ元気で、こうやってブログを書いているのもこの日です。
とにかく退屈です...。

 

おみやげ

取り出したチタンプレートをもらいました。f:id:neergius:20180527174757j:image
左が下顎左右用、右がオトガイ形成用プレートです。
加工してキーホルダーにでもしようかな。

 

退院 手術翌々日 日曜日、晴れ。

朝からちょっと誰か分からないくらい顔が腫れています。
今日か明日がピークとのこと。
フェイシャルバンドをしているだけでも腫れが引きやすくなるらしいです。
鬱陶しいですけどね。


↓腫れ渡っています。

f:id:neergius:20180527174731j:image

食事はこの日は五分粥が出ました。その他おかず、バナナも出ました。
まだまだ固いものと、大きく口を開けないといけない食べ物は無理そうです。

 

帰宅 手術入院まとめ

抜釘手術は3泊4日でした。
骨を切った手術に比べるとだいぶ楽です。
ゴムバンドでの歯の固定もないので、ふつうに会話できます。
術後のだるさからの回復も速く、つらいのは安静タイムまで、といったところでした。
(前回はスマホの画面を見るのもつらかったので、それができるのが大きな差。)

オトガイのしびれは少しあります。
筋肉を剥がして手術しているので、感覚が正常じゃなくて、少し動かしづらさもあります。

鼻血は微量です。手術中の酸素供給のためのチューブを鼻に通したのが原因で出血した痕がありましたが、意識が戻ってからは出てないので、入院中のティッシュは一箱も必要ないくらいです。

退院は手術翌々日の午前で、そのまま電車で2時間かけて帰宅しましたが、体力的にも大丈夫でした。
でも顔の腫れは前回以上な気がします。マスクして帰りました。

次の診察は2~3週間後です。

デスクワークなら翌日から働けそうですが、休みをとりました。
深くおじぎをするような、頭の位置を下げる体制はしんどいです。

つづく。