顎変形症治療 [歯列矯正編]
顎変形症と診断されてから外科手術前まで
26歳の頃、顎変形症(がくへんけいしょう)と診断されました。
診断から手術前までを振り返ります。
ちょっと前歯が出気味なので引っ込めてもらいたい程度の気持ちで矯正歯科を受診したところ、
上顎に対して下顎が全体的に後ろへ下がっている「顎変形症」とのことでした。
先生からは「麺を食べるときに前歯で噛めないでしょ?」と言われました。
それが当たり前だったので自覚なしでしたがその通りでした。
治療の選択肢は2つ
1つ目は、顎変形症としての治療。
上下ぞれぞれの歯並びを整えてから、外科手術で下顎の骨を切って前に出す。
手術入院を要する。
病気の治療にあたるので保険適応で負担額が20〜30万円程度。
2つ目は、歯のがたつきだけを矯正。
見栄えを良くするのが目的なので自費負担で80〜90万円。
これをこう
病気だったとは…とそれなりにショックでした。
小さい頃に指しゃぶりをしていたので、その影響で上顎が変形(前歯が出るようにV字の歯並びになる)、成長期に口呼吸をするようになり下顎が後退、といったところでしょうか。
安くて奇麗になれるなら当然その方がいいので、
仕事を休めることを確認したうえで、顎変形症治療をすることに決めました。
矯正歯科で治療の動画を見せてもらいました。同じようなものがYouTubeにもありましたのでリンク。
歯抜けで小顔
顎が小さく、全ての歯が奇麗に並ぶスペースがないので、
上下の親知らずと、犬歯を抜きました。
犬歯は外から見えるので、歯抜けの期間は辛かったです。
ちょうど大切な友人の結婚式があり、この顔で出席か…
とならないように時期を調節すればよかったです。
ただ、これだけ歯を抜くと顔が小さくなります。
数名から痩せたと言われました。
関係あるかは不明ですが滑舌が良くなったとも言われました。
下の親知らずの抜歯は痛い
現段階で一番痛かったのが親知らず(下)の抜歯でした。
抜歯後、頭を低くすると痛むためよく眠れないのが1ヶ月ほど続きました。
リクライニングベッドがあれば最高ですが、そんなものはないので
車の座席を室内に運び込み、その上に布団を乗せ、
上体を起こして寝ていました。
矯正は骨が溶けるので痛い
一般的に言われている歯列矯正の痛みというのは、歯を動かすときの締め付け感だと思いますが、
それはさほど気になりませんでした。
矯正治療を始めてから1年くらいの頃、下の奥歯のあたりが痛むようになりました。
しかも痛みは日に日に増していく…。
矯正治療では土台の骨を溶かしながら歯が動き、そのあと骨に轍ができます。
しばらくすると骨が轍を埋めていくのですが、修復が追いつかず、轍に唾液などが入ってしみる、というのが私が感じた痛みの原因でした。
あまりに痛むのでしばらくの間、痛みのある下奥歯の治療を中断しました。
※絵はイメージです
つづく