なんにもかんがえてないの。

テーマはまだない。

噛み合わせの治療

現在まだリテーナーによる保定期間中で、主に虫歯の治療を細々とやってもらっています。

保定期間中はまだ歯の位置が確定していないため、仮の詰め物なのですが、
この日は現状できる範囲での噛み合わせ調整をしてもらいました。

調整前は、ゆっくりと顎を閉じていったときに、最初に当たるのが左の奥歯同士でした。
奥歯の銀歯を少し削り、そうすると別の場所が当たるためそこを少し削り、
また別の場所が最初に当たるので削り…という繊細な調整を繰り返し、
最終的に左右同じように噛め、かつその後力を入れて噛んだときにその位置からズレないところで、今できる調整は完了としてもらいました。

先生曰く「今日は車でに例えるとアライメント調節をしました」とのことです。

体験したことがないと伝わりづらいかもしれませんが、
調整前、軽く閉じたときと、そこからぐっと噛み込んだときとで、少し顎の位置がズレましたが、
そのズレがほとんどなくなり、神テクだなぁ、と感動しました。

 

この歯医者さんは、矯正歯科医に紹介してもらった先生で、名医だと思います。
矯正歯科の先生が指名した歯科口腔外科の先生もすばらしく、安心して任せられました。
矯正歯科の先生も業界で評価が高いと、ぞれぞれの先生から聞いています。
そもそも矯正歯科を紹介してくれたのは、街の歯医者さんで、その歯医者さんはバイト先の飲み屋の常連でした。

矯正は昔に一度失敗しているのですが、歯列矯正で一番難しいのはほぼ矯正歯科選び、
あとは先生の言うことを守って、ちゃんと歯磨きするだけ!と思います。
プロフェッショナルたちがみんなで私の歯を治そうとしている…と思うと、お金も時間もかかっていますが、頑張って完璧な噛み合わせの歯を作ろうと思えます!
(金~~~!つらい~~~!)

顎変形症治療 [歯列矯正、保定編]

引き続き保定期間

矯正治療を開始してから3年11ヶ月経ったあたりでブラケットを外し、
リテーナーでの保定期間に入りました。食事の時以外は常に装着していました。

それから半年たった日の矯正歯科診察で、
リテーナーは睡眠時のみ装着で良い、という指示がでました。

後戻りなしかくにん!よかった。

リテーナーを少し調節してもらい(何度も取り外しするのでワイヤーが少し歪んだりする)
記録用に顔や歯の写真を撮影して診察は終了。
下の歯の裏側のワイヤーはついたままですが、歯磨きのときにフロスが通らないこと以外は気なるものではありませんので、だいぶ楽になりました。

次の診察は半年後です。

 

この日少し歯科衛生士の方とお話しました。
矯正することの大変さとか喜びだとかを、経験者同士で語れるのっていいよね、という話です。
衛生士さんにとって嬉しかったことは、矯正前の写真を見ると歯を見せて笑っているものが全くないのに対して、矯正で歯が整ってきてからの写真はちゃんと歯を見せて笑って写っていたこと、だそうです。

私なんかは矯正前は歯を見せていないどころか、写真自体がほとんどないですが、
そういえば整ってきたあたりからの写真はぼちぼちあります。

矯正前に矯正歯科で撮影した記録写真を見返すと、唇が不自然でした。
出っ歯気味だったので無理に口を閉じている感じで不細工な形でしたが、
治療後は唇の形がきれいになりました。
歯列矯正だけでも変わると思います。

やっと完成。長かったです。
でもやってよかったと思います。

顎変形症治療[抜釘手術後生活編]

抜釘手術が終わり、退院してからの生活です。

腫れの引き具合、通常の食事に戻るのはいつか、などを記していきます。

 

1日目 退院日

手術翌々日、歯科口腔外科医からは腫れがピークだと言われた日です。
帰宅後はパイ生地をスープに浸して食べたり、
全粥、というよりは水分少なめの、べちゃべちゃのごはん、のようなものを食べました。
医者からの指示は特にありませんでしたが、フェイシャルバンドはつけて寝ました。

数日ぶりの自宅での夜、むっちゃ熟睡できました。

 

2日目 退院翌日

朝、昨日より腫れてるのでは。顔がパンパンです。
そういえば前回の手術後も、朝は腫れがひどくて、午後になると落ち着いてくる、というのを繰り返していました。

食事は、水分の多めのベチャベチャごはん、たこ焼き、蕎麦が主食。
おかずは豆腐とひき肉と細かく刻んだ大根をゆでて醤油とみりんで味付けしたもの。
おやつはカントリーマアム、うまい棒の輪切り、チョコレート、クリームチーズ
いろんなものをちょっとずつ試しながらゆっくり食べました。

掃除洗濯などの家事はできます。
走るのは傷口に響く感じがするので無理かな。

 

3日目 退院2日後

職場復帰しました。
デスクワークなので体力は問題ないのですが、
病院での生活リズム(21時就寝、6時起床)から元のリズムに戻したので、
変な時間に眠くなって仕方がないです。

顔は腫れているのでマスクをして過ごしました。
顔は内側(口の中)にも腫れているので、下唇が下の歯に押し付けられて痛いです。

あと化粧をするときに顔を外から軽く叩くのが痛いです。

 

4日目-8日目 (水~日曜日)

顔は腫れています。笑い方がぎこちないです。うまく笑えないの…。
術後からあったオトガイのしびれがひどくて不快ですが徐々に引いてきます。
口も少しずつ大きく開けられるようになってきます。

食事:
●たこやき、ハッシュドポテトスクランブルエッグ(すりおろしニンジン入り)
おかゆでない白米と餃子。
●外食もしました。ごはん、刺し身、茶碗蒸し、野菜のかき揚げ(つゆに浸して柔らかくして食べる)など。
葉物野菜のおひたしは食べづらいです。
時間がないと全体的にちゃんと噛めない。
●オムライス
●水餃子、肉まん
●大根、ニンジン、うすあげの味噌汁
プリッツ、チョコレート、カントリーマアムなどのお菓子

 

9日目~15日目 (月~日曜日)

自分では少し腫れているかな、と思うくらいです。
初対面だと分からないと思います。

食事は、自分で選んだり作ったりする分には問題なく、栄養も偏らず摂取できます。
ただ何が出てくるか分からないので、接待の外食は断りました。
硬いものはまだ少し食べづらいのと、
頬の内側に食べ物が入ったとき、無意識に?舌や頬を動かして拾い上げていると思うのですが、そこまで頬の筋肉を自由自在には動かせないので食べるのに時間がかかる…などの理由で断りました。

オトガイのしびれはなくなりました。

 

16日目 (月曜日)~

「だいぶ腫れが引いたね」と言われました。
2週間くらいで腫れが引くと言われていましたが、実際にそれくらいでした。
食べ物も、ほぼなんでも食べられるようになりました。

口や頬の動きはまだ完全に自由とまではいきません。
会話には問題ありませんが、歌を気持ちよく歌えるまでは回復していない、という程度です。

 

23日目 (月曜日)~

もう腫れは引いています。
大きなあくびをすると、縫合した部分がつっぱるような感覚があります。
ランニングなどの運動は問題なくできます。
顔の表情も自然に作れるまでに回復しました。

 

ひとまず、順調に回復しています。
これまで何年も生きてきて、なんにも考えずにやってきた「食べる」ということは、
実は顔の筋肉を複雑に動かすことでしてきたのだということを実感しました。

顎変形症治療[歯の噛み合わせ形状治療編]

顎変形症の副産物、歯の噛み合わせの凹凸についてです。

 

歯科での治療に移行

歯並びの治療がほぼ完了したら、次は上下の噛み合わせに焦点を当てた治療を歯医者さんでやっていきます。

奥歯は過去に作った銀歯があるのですが、
以前の歯並びでものが噛めるように凹凸が作られているので、作り直しです。
銀歯でない歯も、変にすり減ったりしているので被せを作ります。
これらの歯、精度を出すために保険適応外のセラミックがおすすめとのことで、
大金を費やすことになりそうです...。

それから、八重歯。
私はこれもすり減ってしまって、八重歯らしい「とがり」が完全になくなっています。

八重歯というのが噛み合せには重要な歯で、
上下の前歯と八重歯が当たることで噛み合わせ位置を安定させているらしいです。
というわけで、八重歯のとがりを成形しなくてはいけません。f:id:neergius:20180527174823j:image

今は何もしていないときは前歯だけが噛んでいる状態なので
このままだと前歯が後戻りしそう。早く治したいです。

つづく

顎変形症治療 [抜釘手術入院編]

顎変形症治療の記事を読んでくださっている方が多いようで、
ブログのアクセスが伸びています。
私も抜釘手術についての記事を探していたのですが、読むのに承認が必要なものが多くて
なかなか知りたい情報にたどり着けないまま、抜釘手術の日をむかえました。
病院や症状によって異なりますが、参考になればと思って書きます。
ちなみに私が手術を受けたのは関西の埋め立て地に建っている病院です。

 

抜釘手術前日に入院

特に何をするでもなく、麻酔医の説明と入院手続きをして、夕飯を食べてシャワーを浴びて寝るだけの日でした。

 

抜釘手術当日

私の場合は下あごの左右とオトガイのプレート除去、
歯医者さんから言われていた不要な親知らずをついでに抜いてもらう、
という手術内容です。f:id:neergius:20180527174654j:image

流れは前回の骨切り手術と同じですが、
麻酔酔いがひどかったことを猛烈アピールして、酔いづらい薬を使用してもらうことになりました。
結果、酔いはありませんでした。前回は本当につらかったのでよかったです。
前回も車酔いしやすい体質であることは伝えていたので、なんとかしてほしかったです。

 

手術終了 麻酔から目覚める

手術は2時間半。
麻酔から目覚めたとき、少しの間、目が開けられず、
「これはちゃんと手術が終わったから麻酔が切れているのか?」と不安になりました。
直後、「手をグーパーしてみてください」と言われ、ほっと安心。

ちなみに、この麻酔明けの確認行動、7割の人が後になって覚えていないらしいです。

目覚めから1時間ほどはひどい倦怠感がありました。
永遠に続くように感じられますが、ちゃんと終わりはきます。

あと、やたら体が震えました。
看護士さんが「電気毛布持ってきます」としつこく言うのですが、
寒いわけではなく、むしろ不快なほど暑いので必死で断りました。

 

安静タイム おしっこ問題

目覚めてから3時間は安静タイムで、ベッドから立ち上がってはいけません。
しかしお手洗いに行きたくなってしまいました!
今回の手術は2時間半で、短い手術に分類されるらしく、尿道カテーテルは無しです。
当日は絶食で、水すら何時間も飲んでいませんでしたが、点滴で水分補給されるのでおしっこはしたくなります。
で、看護士さんに頼むと、軟質素材のトレイをお尻の下に敷いて、ティッシュを股に数枚挟んで尿が飛び散らないようにしてから、布団をかぶせてくれます。
この状態で、する、のか...。
「済んだらナースコールしてくださいね」と言われますが、なかなか出せません。
こんな姿勢で意識のある状態でおしっこしたことがないので難しく、出せるまですごく時間がかかりました。
いやなイベントでした。

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当日の夜 睡眠

ぜんぜん眠れません。
点滴で水分補給と抗生剤を投与されながらの一晩、長かったです。
何度も起きて、トイレに行ったり、ネットを見たり、横になってすぐ起きたりを繰り返していました。

 

翌日

6:00起床。食事は三分粥、麸の味噌汁、洋風卵とじをミキサーでかけたもの、桃缶をミキサーにかけたもの、がでました。
普段から服用している錠剤も飲めました。

大きく口を開けると少し痛みますが、普通に過ごしている分にはそんなに気になりません。じんわり痛む程度です。
会話もできます。
がっつり切開しているのに不思議ですね。

昼前には点滴も、傷口から血液を排出するためのドレンも抜き、身軽になりました。
シャワーも浴びてOKです。

顔はよく腫れています。
1〜2週間は腫れが続くと言われました。
(結果は引いた頃にまた書きます。)

まあまあ元気で、こうやってブログを書いているのもこの日です。
とにかく退屈です...。

 

おみやげ

取り出したチタンプレートをもらいました。f:id:neergius:20180527174757j:image
左が下顎左右用、右がオトガイ形成用プレートです。
加工してキーホルダーにでもしようかな。

 

退院 手術翌々日 日曜日、晴れ。

朝からちょっと誰か分からないくらい顔が腫れています。
今日か明日がピークとのこと。
フェイシャルバンドをしているだけでも腫れが引きやすくなるらしいです。
鬱陶しいですけどね。


↓腫れ渡っています。

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食事はこの日は五分粥が出ました。その他おかず、バナナも出ました。
まだまだ固いものと、大きく口を開けないといけない食べ物は無理そうです。

 

帰宅 手術入院まとめ

抜釘手術は3泊4日でした。
骨を切った手術に比べるとだいぶ楽です。
ゴムバンドでの歯の固定もないので、ふつうに会話できます。
術後のだるさからの回復も速く、つらいのは安静タイムまで、といったところでした。
(前回はスマホの画面を見るのもつらかったので、それができるのが大きな差。)

オトガイのしびれは少しあります。
筋肉を剥がして手術しているので、感覚が正常じゃなくて、少し動かしづらさもあります。

鼻血は微量です。手術中の酸素供給のためのチューブを鼻に通したのが原因で出血した痕がありましたが、意識が戻ってからは出てないので、入院中のティッシュは一箱も必要ないくらいです。

退院は手術翌々日の午前で、そのまま電車で2時間かけて帰宅しましたが、体力的にも大丈夫でした。
でも顔の腫れは前回以上な気がします。マスクして帰りました。

次の診察は2~3週間後です。

デスクワークなら翌日から働けそうですが、休みをとりました。
深くおじぎをするような、頭の位置を下げる体制はしんどいです。

つづく。

顎変形症治療[退院後矯正治療編]

顎変形症の術後3か月〜6ヶ月までの記録です。

 

下の歯のブラケットを撤去

矯正治療を開始してから3年9ヶ月経った日、
下の歯のブラケットを外してもらいました。
下の前歯6本に渡って、裏側にワイヤーで保定されています。
両端の歯にだけ接着されているので、外れることもあると聞いていましたが
いまのところ一度も外れていません。

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抜釘までの日程

顎変形症手術から4ヶ月経った頃、口腔外科の診察がありました。
異常はなかったため、2ヶ月後にレントゲン等を撮影し、
その日に手術を決めましょうとの話でした。

手術から半年〜1年で抜釘とは聞いていたので
経過に問題がなければ半年で抜釘できるつもりでしたが、
先生が多忙なため、思っていたより後になりました。
(1年超えるとプレートが骨に埋もれてしまうので1年以内がいいらしい。)

外科手術関連の日程をまとめると、
手術3ヶ月前-検査
手術1ヶ月前-検査
手術2週間前-全身麻酔の説明のみ(1ヶ月前の診察時、麻酔担当が不在だったため)
手術前日-入院
手術1週間後-退院
術後1ヶ月-診察
術後4ヶ月-診察
術後6ヶ月-検査、入院日決定
術後8ヶ月-検査
術後10ヶ月-抜釘手術前日に入院
術後10ヶ月-手術、2〜3泊入院

私が行っている口腔外科の診察は平日のみなので、この時点で6回は平日に通院しなくてはいけません。(2回の手術と麻酔説明だけの日を除く。)
入院と術後の自宅療養1週間、抜釘後に数回の検査もあると考えると、
必要な有給休暇は20日程度でしょうか。…。

 

上の歯のブラケットを撤去

矯正治療を開始してから3年11ヶ月経った日、
上の歯のブラケットを外してもらいました。
これからは取り外しできるリテーナーをつけることになります。
後戻りを防ぐこともそうですが、ブラケットを外してから微調整を行う役割があるそうです。
食事の時以外はつけっぱなしです。
紛失したり破損したりして実費で作ることになったら5万円だそうですので
気をつけないといけませんね。
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10年ほど前に矯正したときのリテーナーはすごくしゃべりづらくてやってられない、という記憶がありますが、今回のはあまり気にならないので良いです。
(10年前の矯正ファーストアタックは完全に後戻りしました...。)

 

虫歯問題

4年近く矯正治療をしてきましたが、
歯間がきちんと磨けていなかったようで、虫歯が複数できていることが、歯科の診察で発覚(矯正歯科とは別の歯科)。
ドルツのジェットウォッシャーを使っていましたが、水流では歯垢は取れてないんですね。
すごく大変なのですが、矯正用のデンタルフロスもあるので、しっかり使っておけばよかったです。すごく後悔しています。
矯正歯科ではよく磨けていると言われていたので安心しきっていました。

とにかく、ブラケットを外したので、虫歯治療開始です。

 

歯科医院問題

さて、虫歯の治療をどこでやってもらうかが問題です。

矯正治療はブラケットを外したら終わり、というわけではありません。
後戻りの可能性や微調整が、リテーナーの状態になってから半年間はよくあります。

また奥歯の銀歯の形状は矯正前の歯並びに合わせて作られているので
矯正が完全に終了してからの歯並びに合うように作り直してはじめて
「噛み合わせの治療が完了した」と言えます。
その治療は、ブラケットを外してから1年後くらいが理想です。

ブラケットを外して間もない今、
1年後に奥歯のかみ合わせを正しく作りなおすことを想定しながら、
虫歯の治療をすすめてくれる歯医者にお願いしなくてはいけません。

基本的にどこの歯医者でもいいはずなのですが
歯科医師も矯正歯科医師も考え方が色々で
医師同士がうまく意思疎通できないと面倒です。
なので、矯正歯科の先生から紹介を受けた歯医者で治療してもらうのがいいと思います。
レントゲンや写真のデータも共有してくれると、診察時間も短縮になりますしね。
レントゲンはお金もかかりますしね。

 

後戻りしないように

リテーナーにしてから一ヶ月後の診察では、後戻りしていないようでした。
次に矯正歯科で診察するのは半年後です。

後戻りの原因として、矯正歯科で聞いた例は「舌で歯を押す癖がある」というものでした。
リテーナーをしていても完全に安心というわけではなさそうですね。

また、「いつも同じ方向を向いてうつ伏せで寝る」も原因の1つです。
頭の重さが歯にのしかかって動いてしまう、ということでこれは一生気をつけないといけない課題ですね。
あとは頬杖だとか、姿勢だとかも気をつけたいです。

裁量労働制なのに就業時間が決められている?ので労基に聞いてみた。

会社が人を雇うときに必ず提示する「労働条件通知書」の内容について
疑問に思うことがあったので、労基に質問しに行ってみました。

 

疑問点:

裁量労働制なのに

「就業時間:9:00-18:00(うち1時間休憩)」
「固定残業代:**円(月**時間相当)」

といった表記は矛盾してない?
裁量労働制なら始業時間も終業時間もないのでは?
固定残業代って合法?
そもそも裁量労働制に残業という概念はないのでは?
ということを聞いた。

 

質問1. 裁量労働制なら始業時間も終業時間もないのでは?

私の場合、職種はデザイナーですので、専門裁量労働制が適用できてしまいます。
ここでは専門裁量労働制について聞いた話をします。

裁量労働制とは、決められた量の仕事さえすれば、何時間働いたとしても一定の賃金を支払うというものなので、その「決められた量」を設定するために始業時間と終業時間が設定されています。
時間=量、という考えです。(←この概念自体が矛盾していると思いますが。)
上記の場合は8時間が「決められた量(時間の長さ)」となります。

では会社は「始業時間9:00、終業時間18:00」と指定していますが
「自分は仕事が速いので10時に出社する」というのはよいか?という疑問が出てきます。
1分でも遅刻するとペナルティがつく会社はありますよね。半休扱いになる、とか。
ペナルティがつくとしたら違法なのか?と聞いてみたところ、
労基の職員さんは即答していただけず、労働基準法の本やその解釈書で調べてくれましたが、そのような内容は書かれていないので正確なことは解答できないとのことでした。

ただ、担当の職員さんによると「いろんな解釈がありますが自分の意見としてはペナルティがつくとしたらおかしい」とのことでした。
軽い気持ちで質問したのですが、真剣に調べていただいてありがとうございました。

まあ…、私の場合は労働条件通知書に「マナーをわきまえ、他の社員と協調して働くことを期待する」という内容が書かれていたので、空気を読んで9時18時で働けということでしょうね。

 

質問2. 固定残業代って合法?

回答は、固定残業代は合法です。
「固定残業代:**円(月**時間相当)」
時間外労働の賃金は、時間内の賃金の1.25倍支払う必要があります。
その計算額より下回っていなければ合法です。
「月**時間相当」の時間をオーバーして残業することになれば会社は労働者に追加で支払わないといけません。とのことです。

ですが、今回の場合は

質問3. 裁量労働制なので、そもそも残業という概念はないのでは?

という疑問が出てきます。その通りで、裁量労働制で残業はありえません。
なので裁量労働制なのに固定残業代が書かれているのは、
職員によると「謝礼のようなものでしょう」とのことです。
本来、残業代の項目がなくてもおかしくないです。

 

このように裁量労働制なのに固定残業代があるのは、矛盾していますよね。
固定残業代というのは、決められた時間以上残業すると追加賃金が発生しますから。
社内でいろいろと割り切れなかったんだろうな…と推察してます。

会社にとっても裁量労働制が導入されてから日が浅いので、
以前の名残り、というものもあるのでしょう。

 

職員さんも「会社もまだ制度を理解しきれていない部分があるでしょうから長い目で見守ってください」だって。

とりあえず労働条件通知書の内容は違法ではないということは分かりました。

 

なんにも考えないでいることは、考えることより不安です。
この会社大丈夫なのかな?違法に働かされているんじゃないか…と思いながら働けませんよね。
働く方も、クリーンな会社で働いていると確証を持ちたいです。


法律はともかく、
私としてはデザインの仕事について、裁量労働が適用されるのは反対ですけどね。

それについての考えもまとめて、そのうち投稿したいです。